出来町 | 南組南車michyウェブサイト「私の祭記録」 -祭・山車・囃子情報、各地の山車祭リポート- - Part 2

michyが所属する南組南車は、宝暦二年 成岩町(現・半田市成岩地区)に初めて創建された山車です。今から、250年以上の歴史ある山車、山車組に関連する情報を中心に、各地の山車祭情報を発信する個人管理のページです。あくまで個人的に製作したものなので、南組とは一切関係ありません。





天王祭 6/7 筒井町・出来町 東区 名古屋市(平成20年)

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名古屋の祭人

囃子の特徴

東区筒井町神皇車東区筒井町神皇車東区出来町王義之車
囃子は、大太鼓1名、つけ太鼓2名、笛4〜10名ほど、これに鼓が入ります。だいたいこれが定番です。また、人形舞中や道中に楫方や腰周りから掛け声の入る部分もあります。名古屋の祭囃子人形舞は能から由来するものが多いので、主に能管を使用しています。
囃子担当の衣装は祭浴衣を着用しており、男女で色が違うところもあります。
曲は 人形囃子、道行、しゃぎり などがあり、道中必要に応じて演奏されています。

名古屋が各地の囃子のルーツではないかと言われています。囃子を聞くと、自然にジゴトが口をついて出てくるほど、馴染をすぐに感じられるはずです。

木遣り

木遣りも見所の一つです。山車が動き出す前に、木遣りを唄い上げ、気合を入れて前進し始めます。
前半の独りで唄う部分がありますが、これを「シン」と呼びます。「この人の為なら命をかけて山車を曳こう」と誰もが認める人物のみが木遣りのシンを唄うことができるのです。祭を思う名古屋おとこの心意気ですね。ルーツは永田組(名古屋で唯一現存する楫方組)です。
永田組の説明もいつかします。
東区出来町河水車東区出来町鹿子神車


名古屋型の山車(名古屋型ってどんな特徴のことをいうの?)

構造の特徴

まず、特徴としては二層構造であることです。 また上山の屋根を細い四本柱で支えています。 あれ?これじゃ知多型も同じですね。いいえ、特に二層目に注目してください。なんと人形が乗っています。これがすべてからくり人形になっているのです。
東区筒井町神皇車東区筒井町湯取車東区筒井町湯取車東区筒井町神皇車
名古屋の山車の一番の特長はからくり人形を見せるために適した造りになっていることなんです。観やすい高さ、からくり仕掛けの屋根の昇降等。これは名古屋城の門をくぐるために考案された仕掛けです。

前後筒抜けになっています。また山車の側面は、開いており、風通しがよくなっています。人が乗る部分については1.5メートルほどの横幅があり、大人3人が並んでも余裕の広さがあります。
山車の大きさは町の道幅で測ることが出来ます。名古屋でも本町筋の福禄寿車は山車が大きいのに対し、花車の山車は細い路地も曳く必要あるため小振りです。

楫の特徴

東区出来町王義之車東区筒井町湯取車
輪が外側についています。そのままむき出しでは人を巻き込む恐れがあるので、枠(輪懸)も付いています。また、外側についている理由としては、楫の取り方にも特徴があることを示しています。

この棒(テコ)を持っている人たちも、楫を取るのに重要な仕事をします。

楫方は、前楫につきます。梶棒一本につき4人の合計8人で担ぎ上げます。楫方が担ぎ上げ、腰周りがテコ棒で輪を送ったり(前へ回転させる)輪を引いたり(後へ回転させる)して山車を回転させます。いかに美しく綺麗にそして優雅に、障害物に当てずに向きを変えられるかがポイントのようです。

山車前方を担ぎ上げるので、山車が傾きますよね。その状態で向きを変えていくので、車輪は外側についているほうがより安定するというわけです。また、先述の通り、名古屋城下の道幅は広いので幅の広い外輪の山車が建造できたであろうと考えられます。

楫については、特に見所だと思います。方向転換をするたびに、見入ってしまいます。数は少ないイベントですが、独りで山車を担ぎ上げ、楫方(切師)の力自慢を見せる「力持ち」は名古屋おとこの一番の見せ場だと思います。また、180度回転する「どんてん」や、270度回転する「半八重」、450度以上(一周以上)回転する「本八重」も稀に見ることができます。
名古屋の祭では、津島や横須賀のように何周も回転する「車切」や「どんてん」は見ることが出来ません。どこかで「スーパーどんてん」という言葉を耳にしたこともありますが、正体なんでしょうね


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