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第9輌:田中神楽車:亀崎地区:半田市

祭礼日
5月3、4日
見所
  • 海浜への山車の曳き下ろし
  • 調子のよい 軽快な祭り囃子
創建年
天明8年以前 現車は天保8年 建造 (旧車は 碧南大浜へ譲渡)
主な彫刻

      半田博物館 展示解説より

      潮干祭りについて

      5輌の山車(東組宮本車・石橋組青龍車・中切組力神車・田中組神楽車・西組花王車)を曳き回す。各山車は、素木彫刻や幕等の装飾やからくり人形を有し、県指定文化財である。

      亀崎のからくり人形について

      半田市内山車の内19輌の山車において27体(亀崎西組の『石橋』も含む)のからくり人形がある。

      • 亀崎地区には、11体
        • 東組 上山人形『湯取神事』、前山人形『三番叟』
        • 石橋組 上山人形『唐子遊び』、前山人形『布ざらし』
        • 中切組 上山人形『浦島』、前山人形『猩々の舞』
        • 田中組 上山人形『傀儡師』、前山人形『巫女の舞』
        • 西組 上山人形『桜花唐子遊び』、前山人形『神官』と『石橋』
      • 田中組の上山人形『傀儡師』は、天明年間(1781~1789)に製作
      • 傀儡師人形が、船弁慶を演じる糸からくり
      • 前山人形『巫女の舞』の製作者は不明。(文化文政年間に製作)

      cf:傀儡師とは、江戸時代、首から箱を下げ胸のところで木偶人形を操った大道芸人である。この種のからくりは、摂津名所図絵の中に、船弁慶の一場面が描かれている。からくりの全国調査を行った山崎構成氏は、『唯一の曳山奉納戯である』と言っている。

      山車について

      • 創建年代は、定かではない
      • 旧車は、中ノ切組(碧南市大浜)に譲渡された。(天明8年(1788))
      • 岸幕善兵衛が建造(天保8年(1837))
      • 諏訪の立川和四郎富昌、常蔵昌敬が彫刻を付けた。

      彫刻について

      • 立川常蔵昌敬
        • 蹴込『唐子遊び』
        • 持送り『波に亀』
        • 壇箱『蟇仙人、鉄拐仙人、花鳥』
        • 脇障子『三国志、関羽、超雲と阿斗(劉備)』
        • 太瓶鰭『獏』
        • 前山懸魚『太真王文人、波と龍』
      • 立川和四郎冨昌
        • 前山蟇股『三国志、張飛、劉備、関羽(桃園の誓い)]、『粟穂に鶉』等

      幕について

      • 大幕 緋羅紗に牡丹と唐獅子の刺繍
      • 追幕 緋羅紗に桜と孔雀の刺繍
      • 水引 雲と霞と蝶の金刺繍

      cf:大幕、追幕、水引の下絵は、福田翠光画伯筆である。

      半田博物館発行「からくり」より

      上山人形『傀儡師』

      天明年間の記録によれば、上山人形は、乱杭渡りであった。現在は、傀儡師が、『舟弁慶』の人形を操っている場面を演じる。製作年代は、天明年間とされる。製作者は不明。

      前棚人形『巫女の舞』

      製作年代は、文化文政年間とされる。製作者は不明。

      (写真提供:尾張の山車まつり 管理人novaさま)

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