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名古屋型の山車(名古屋型ってどんな特徴のことをいうの?)
2008年5月5日 追加
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構造の特徴
まず、特徴としては二層構造であることです。 また上山の屋根を細い四本柱で支えています。 あれ?これじゃ知多型も同じですね。いいえ、特に二層目に注目してください。なんと人形が乗っています。これがすべてからくり人形になっているのです。
名古屋の山車の一番の特長はからくり人形を見せるために適した造りになっていることなんです。観やすい高さ、からくり仕掛けの屋根の昇降等。これは名古屋城の門をくぐるために考案された仕掛けです。
前後筒抜けになっています。また山車の側面は、開いており、風通しがよくなっています。人が乗る部分については1.5メートルほどの横幅があり、大人3人が並んでも余裕の広さがあります。
山車の大きさは町の道幅で測ることが出来ます。名古屋でも本町筋の福禄寿車は山車が大きいのに対し、花車の山車は細い路地も曳く必要あるため小振りです。
楫の特徴
輪が外側についています。そのままむき出しでは人を巻き込む恐れがあるので、枠(輪懸)も付いています。また、外側についている理由としては、楫の取り方にも特徴があることを示しています。
この棒(テコ)を持っている人たちも、楫を取るのに重要な仕事をします。
楫方は、前楫につきます。梶棒一本につき4人の合計8人で担ぎ上げます。楫方が担ぎ上げ、腰周りがテコ棒で輪を送ったり(前へ回転させる)輪を引いたり(後へ回転させる)して山車を回転させます。いかに美しく綺麗にそして優雅に、障害物に当てずに向きを変えられるかがポイントのようです。
山車前方を担ぎ上げるので、山車が傾きますよね。その状態で向きを変えていくので、車輪は外側についているほうがより安定するというわけです。また、先述の通り、名古屋城下の道幅は広いので幅の広い外輪の山車が建造できたであろうと考えられます。
楫については、特に見所だと思います。方向転換をするたびに、見入ってしまいます。数は少ないイベントですが、独りで山車を担ぎ上げ、楫方(切師)の力自慢を見せる「力持ち」は名古屋おとこの一番の見せ場だと思います。また、180度回転する「どんてん」や、270度回転する「半八重」、450度以上(一周以上)回転する「本八重」も稀に見ることができます。
名古屋の祭では、津島や横須賀のように何周も回転する「車切」や「どんてん」は見ることが出来ません。どこかで「スーパーどんてん」という言葉を耳にしたこともありますが、正体なんでしょうね
コメント
>ひちりきさん
そういえばこの記事を書いて
2年くらい経ったと思うけど
まだお目にかかっていないような…?
どのタイミングで催されるものなんでしょうか?
michy 2008/7/30 水曜日 18:41:17
私はNovaさんが運営されている「尾張の山車まつり」というサイトで知りました。
許可なくURLを貼り付けるのは気がひけるので、サイト名で検索いただければ見つかると思います。
>タイミング
明確に定義にされているわけでも無さそうなので、
状況からの推測(私見)になりますが・・・。
楽日の宵祭。
本陣へ戻るための方向転換時と見受けられます。
担ぎ上げるタイプではない(車切?)のですが、
900°(2周半)とか回している動画を
前述のサイトで拝見したことがあります。
ひちりき 2008/7/31 木曜日 12:10:48
山車祭が好きで、色々見ていたら辿りつきました。
『スーパーどんてん』
筒井町『神皇車』のどんてんは、他と比べ高速で
あることから、名付けられたネーミングのようです。
発祥元、命名者などは不明です。
ひちりき 2008/7/30 水曜日 11:21:27